2012年07月12日
日本語表現Ⅰ 期末課題
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感動したこと/自分の変化と受験合格。
「私なんて消えてなくなればいい」。そんな事を生まれて初めて思ったのは、3年前の高校受験合格発表の日だ。あの時の屈辱は、今も忘れることは出来ない。中学時代、私は勉強が大嫌いで先生や親に反抗ばかりしてきた。特に母への反抗が激しかったと思う。私とは違い、優秀な兄二人と比べる親が大嫌いだった。何を言うにしても、必ず「お兄ちゃんはできるのに、なんであんたはできないの?」。と言われる。先生も親も誰も私のことを見てくれてないくせに、どうして言うことを聞かなければいけないのか、どうして嫌いな勉強をしなければいけないのか、あの頃の私には理解できるわけがない。だが、中学3年生になった頃、仲の良い友人達と「みんな一緒の高校に行こうね」。と約束した。その日か
ら私は猛勉強を始めたのである。ただ、みんなと一緒の高校に行きたいという気持ち一心で。
しかし、今までの反抗と勉強不足のつけが回り、結果は不合格。当然友人達と同じ高校には行けなかったのだが、それ以上に、私のせいで、あんなに嫌いだった母の、隠れて泣いている姿を見た事が一番辛かった。数日後、同級生の男子に街で会い、「落ちた奴」。と笑われた。その日から人が怖くなり、部屋から出られなくなったのである。みんな、私のことを笑っているのだと思うと、恥ずかしくて、悔しくて、怖くてたまらなかった。そんな病んでいる私に兄が「そんなに悔しいならどん底から這いあがって、見返してみろよ」。と部屋のドア越しから、決して優しいとは思えない言葉をかけてきた。だが、その一言は厳しいが、私を立ち直らせ、やる気を出させてくれた言葉だ。
そして私は、2次試験で受かることのできた商業高校で3年間、生徒会や部活動、資格取得に力を入れながら、皆勤で学校に通った。今までと違う気持ちと、自分自身の変わり様に驚く。だから、あの同級生の男子には感謝している。あの時笑われていなかったら、今も私は変われていないままだと思うから。おかげで、第一志望だった大分県立芸術文化短期大学に合格することができた。でもまだ努力して上を目指したい。限界まで。
Posted by 芸短ネット演習 at 00:32│Comments(0)
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