2012年07月25日

出会い

 人との出会い、つながり。短大生になってからというもの、私は日々これらに感動を受けている。真っ暗な海の底から、まぶしく照りつける太陽の光の下に顔を出したように、毎日の学生生活が輝いている。
 入学してからこれまで、私は地域のコミュニティやボランティアなどの場に参加してきた。その中で多くの人々に出会った。ある人が、本の大切さを、またある人は、世界は広く、人生は短いということを教えて下さった。学内でも、私が参加している活動について、なんでも一人でしたがる私に全力で協力してくれる、本当に信頼できるパートナーに出会えた。
 また、人とのつながりの大切さについて共感してくれる人たちや、どういう人間になりたいのか、何に悩んでいるのかなどをお互いに朝まで考え、話すような人たちにも出会えた。吉川英治氏の言葉に、「我以外、みな師なり」というものがあるが、私はまさに今この言葉の意味をかみしめている。私が出会 う人、皆が私より優れた面を持っており、その人と接すれば必ず何らかの学びがあるのだ。
 去年の私にとって、学問のみという狭い世界が生活のすべてであった。そして大学受験を受けた私は、自分の志望校に合格することができず、自分に失望し、完全に無気力になり、もう誰とも関わりたくないとまで考えていた。しかし、大学の形態など関係ない。むしろこの短期大学という大学の規模にこそ、学内外を問わず、軽いフットワークで動き回ることができる魅力があると、今は思っている。
 人が好き。今の私の大部分はこの言葉によって形づくられている。自分が何かをすることで相手に喜んでもらえたり、笑顔をみることができた時にはすごく幸せを感じる。自分がここにいて、生きていることを実感できるのだ。人との出会いによって、自分が接客業につきたいという意思や、進学後の自分の姿も明確になった。そのことを教えてくれたのは、私が出会ってきた人たちなのだ。



Posted by 芸短ネット演習 at 13:44│Comments(0)
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