2012年07月25日
「彼女の運転」
私には6年間ずっと仲の良い友達がいる。彼女との出会いは中学1年生の時、私たちは同じクラスで同じ部活。すぐ仲良くなった。家もお互い近いことを知り、部活が終わると一緒に帰った。彼女と一緒に下校するようになって、私は彼女から知らされたことがある。
「あたし左耳が聞こえんに、でも右耳は聞こえてるから、補聴器があればみんなと一緒」
彼女が笑いながら私に言うから、始めはびっくりしたけど、彼女の明るい性格に私は安心した。
彼女とはお互いの恋バナも、進路の話も自慢話も、何もかも相談できる仲になっていった。
中学3年生の夏ごろになって、高校受験への意識がどんどん高くなり、お互い進路の相談をすると、なんと私たちは同じ高校に進学することになった。月日が流れ、待ちに待った合格発表の日、二人とも見事合格していた。
高校では同じクラスではなく、部活も違ったけれど、メールのやり取りや、たまに一緒にご飯を食べに行ったり、お買い物に行ったり、それだけで十分だった。高校3年間もあっという間に過ぎて、お互い県内の大学に進学した。ついこの前、彼女から電話がかかってきて、「バイト代が出たから、一緒にご飯でも食べに行こうよ。いまから迎えにいっちゃんけん」
彼女は車で家まで迎えに来てくれて、初めて彼女の車に乗った。その日は雨が降っていて、私だけが大丈夫かな大丈夫かな、とずっとドキドキしていた。レストランで食事を済まして、長々とお互い語り合って、夜の8時過ぎ、彼女が私を家まで送り届けてくれた。
帰り際に「今度お互いバイト代が入ったら、もっとおいしいの食べに行こうね」と彼女が私にいった。私が「うんまた行こうね!また車で送ってね。今日はありがとう」といったら、彼女は「任せて!こちらこそ、またね」と言ってくれた。
その時、彼女が少し大人びて見えた。運転する姿を見てしまったからかもしれない。
私は彼女を尊敬する。いつまでも変わらないその優しさとたくましさに、私は感動した。
「あたし左耳が聞こえんに、でも右耳は聞こえてるから、補聴器があればみんなと一緒」
彼女が笑いながら私に言うから、始めはびっくりしたけど、彼女の明るい性格に私は安心した。
彼女とはお互いの恋バナも、進路の話も自慢話も、何もかも相談できる仲になっていった。
中学3年生の夏ごろになって、高校受験への意識がどんどん高くなり、お互い進路の相談をすると、なんと私たちは同じ高校に進学することになった。月日が流れ、待ちに待った合格発表の日、二人とも見事合格していた。
高校では同じクラスではなく、部活も違ったけれど、メールのやり取りや、たまに一緒にご飯を食べに行ったり、お買い物に行ったり、それだけで十分だった。高校3年間もあっという間に過ぎて、お互い県内の大学に進学した。ついこの前、彼女から電話がかかってきて、「バイト代が出たから、一緒にご飯でも食べに行こうよ。いまから迎えにいっちゃんけん」
彼女は車で家まで迎えに来てくれて、初めて彼女の車に乗った。その日は雨が降っていて、私だけが大丈夫かな大丈夫かな、とずっとドキドキしていた。レストランで食事を済まして、長々とお互い語り合って、夜の8時過ぎ、彼女が私を家まで送り届けてくれた。
帰り際に「今度お互いバイト代が入ったら、もっとおいしいの食べに行こうね」と彼女が私にいった。私が「うんまた行こうね!また車で送ってね。今日はありがとう」といったら、彼女は「任せて!こちらこそ、またね」と言ってくれた。
その時、彼女が少し大人びて見えた。運転する姿を見てしまったからかもしれない。
私は彼女を尊敬する。いつまでも変わらないその優しさとたくましさに、私は感動した。
Posted by 芸短ネット演習 at 13:28│Comments(0)
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