2012年07月25日
「実はこれ、泣いた話なんですよ・・・」
感動というよりも、反省してしまった忘れられないことなのだが一筆書いてみたいと思う。
あれは中学2年のころだったろうか。
もう日が暮れて暗くなっていた頃で。
通学路の途中の、坂道を登り切るあたりで後ろから声をかけられた。
相手は自転車通学のKという男子だった。今では細かく覚えていないがとにかく嫌なやつだった。
いつもニヤニヤしながら近寄ってきて、適度な文句を投げつけるついでに何か仕掛けてくるしょうもない悪ガキ。
そういった認識と、当時のとても暗澹としていた気分から一度は無視した。
それでも徒歩の自分のペースに合わせてついてくる相手に頭にきた。
ついでにしょうもない一言があったと思う。
要するにキレた。
平素から溜まっていたストレスと行き所がなかった怒りから、普段口にしたことのないような凄いセリフが飛び出したらしい。
あっちに行けという敵意を正直に伝えたところ、しばらくKは面喰っていた。
自分の怒りはまだおさまらなかったが思わぬ一言が返ってきた。
「じゃあ、おれがどんなことしたか。ちゃんと言ってくれよ」
すぐに出てこなかった。自分で自分の言ったことがうまく説明できなかった。
相手が偶然話しかけてきただけで、自分は嫌な気分だっただけだとは言えなかった。
思わぬ一言に口ごもってしまった自分に、Kは「嫌なことは嫌だときちんと言ってほしい」と面と向かって言ってきたことは確かに覚えている。
もし自分が単に否定されただけだったら自分の中のKに対するイメージは、嫌なやつのままだったと思う。
もしかしたらKには罪悪感があったのかもしれない。
互いになんだか話しづらい状況になって適当に分かれた後から、特に話にオチがついたわけでもなくこの作文もかなり曖昧だ。
後日Kと友達になったわけでもないし。
強いて言うのであれば他人の悪い一面しか見ていなかった自分に反省したというべきだろうか。
人間は一面的じゃない。
あれは中学2年のころだったろうか。
もう日が暮れて暗くなっていた頃で。
通学路の途中の、坂道を登り切るあたりで後ろから声をかけられた。
相手は自転車通学のKという男子だった。今では細かく覚えていないがとにかく嫌なやつだった。
いつもニヤニヤしながら近寄ってきて、適度な文句を投げつけるついでに何か仕掛けてくるしょうもない悪ガキ。
そういった認識と、当時のとても暗澹としていた気分から一度は無視した。
それでも徒歩の自分のペースに合わせてついてくる相手に頭にきた。
ついでにしょうもない一言があったと思う。
要するにキレた。
平素から溜まっていたストレスと行き所がなかった怒りから、普段口にしたことのないような凄いセリフが飛び出したらしい。
あっちに行けという敵意を正直に伝えたところ、しばらくKは面喰っていた。
自分の怒りはまだおさまらなかったが思わぬ一言が返ってきた。
「じゃあ、おれがどんなことしたか。ちゃんと言ってくれよ」
すぐに出てこなかった。自分で自分の言ったことがうまく説明できなかった。
相手が偶然話しかけてきただけで、自分は嫌な気分だっただけだとは言えなかった。
思わぬ一言に口ごもってしまった自分に、Kは「嫌なことは嫌だときちんと言ってほしい」と面と向かって言ってきたことは確かに覚えている。
もし自分が単に否定されただけだったら自分の中のKに対するイメージは、嫌なやつのままだったと思う。
もしかしたらKには罪悪感があったのかもしれない。
互いになんだか話しづらい状況になって適当に分かれた後から、特に話にオチがついたわけでもなくこの作文もかなり曖昧だ。
後日Kと友達になったわけでもないし。
強いて言うのであれば他人の悪い一面しか見ていなかった自分に反省したというべきだろうか。
人間は一面的じゃない。
Posted by 芸短ネット演習 at 13:35│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。