2012年07月11日

感動したこと「ばんざーい!ばんざーい!」2125006 

感動したこと「ばんざーい!ばんざーい!」

 私が5歳の時、弟が生まれた。弟が生まれた時のことは、18歳になった今でもはっ
きり覚えている。
 1999年10月21日の朝方、まだ暗い時間に父母妹私の4人で助産院へ向かっ
た。母が破水したからだ。母はピーナッツのキャラクターがプリントされている青いマ
タニティを着ていた。助産院に着いてから、妹と私は分娩室とは違う部屋に連れて行か
れた。パイナップルの形をした家のおもちゃで遊んでいると、助産師さんに呼ばれた。
分娩室に行くとちょうど弟が生まれるところだった。妹と私は弟が生まれる瞬間が一番
よく見える場所に立った。横から母と弟を見守っていた父に「邪魔になるけんこっちに
おりよ。」と言われたが、助産師さんはそこで見ることを許してくれた。そして、母の
足の間から、弟が出てきた。妹と父と私は両手を上げて「ばんざーい!ばんざーい!」
と言った。そのあと助産師さんは私たちを押しのけて弟をお風呂に入れに行った。
 弟は、約2400gできょうだいの中で一番小さく生まれてきた。小さい時は、たれ
目で髪がさらさらでとても可愛かった。母は「石田純一に似ちょんわー」と言ってい
た。でも13歳の今はきょうだいの中で一番大きい。身長169cm、体重73Kg
だ。真っ黒に日焼けして、坊主頭にしている。毎日牛乳をごくごく飲む。ご飯もたくさ
ん食べる。どんぶりがお茶碗変わりだ。平日は柔道を、土日はラグビーを練習してい
る。以前、家族についての作文課題が出た時、私は妹のことについて書いた。それを読
んだ弟は「真実ちゃん、今度は直哉のこと書いてな。」と言ってきた。可愛い所もまだ
少し残っている。
母から弟が生まれてくる瞬間を見たこと、これが私の感動したことである。



Posted by 芸短ネット演習 at 19:05│Comments(0)
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