2012年07月11日
7月11日の記事
題名:過去に負けない今を
もういっそうのこと消えてしまいたい。つい、そんな思いが私の中をかけめぐった。最近、何もかもがうまくいっていない気がする。慣れない大学生活。ありのままの自分がなかなか出せずにいる。始めてのバイトで失敗をした。バスに3回連続で乗り遅れた。親と大ゲンカをした。こういうとき、私は必ず友達に話を聞いてもらい励ましてもらっていた。しかし、そんな友達も違う大学へと進学し、県外へ出てしまった。会いたくても簡単に会うことはできない。そんなモヤモヤがいくつも積み重なって、ずっしりと私にのしかかってくる。ちょっとしたことさえも気にせずにはいられなかった。
さっきまで、降り続いていた雨は止み、雲の合間から春の暖かい日差しをのぞかせている。木々の若葉にはキラッと光るしずくに凛としていて、まるで私の様子をあざけ笑うかのように見えた。もう全てに見放された気分である。
それでも何とか前を向こうと、私はふっと空を見上げた。「あっ」遠くの空にぼんやりと色とりどりのアーチがかかっている。「虹だ」私はくいいるようにそれを見つめた。こんなに美しいものを見るのはいつぶりだろう。それは、小さくかすみ、今にも消えてしまいそうだった。決して完璧ではなかったが、私の目にしっかりとやきついた。周囲を見渡すと、人々は肩をすくめ、足ばやに歩いている。どうして、こんな美しいものに気づかないのだろう。そう思いながら、私は再び遠くの空を見つめた。もうそこに虹はなかった。私に心震える瞬間だけを残して消えてしまったのである。それとも、ただの見間違えだったのか…。その時、携帯がなった。高校の時の友達からだ。そこには、「なんだかゆきのちゃんが恋しくなってメールしたよ」と書いてあった。私の目から思わず涙が溢れ出た。
もういっそうのこと消えてしまいたい。つい、そんな思いが私の中をかけめぐった。最近、何もかもがうまくいっていない気がする。慣れない大学生活。ありのままの自分がなかなか出せずにいる。始めてのバイトで失敗をした。バスに3回連続で乗り遅れた。親と大ゲンカをした。こういうとき、私は必ず友達に話を聞いてもらい励ましてもらっていた。しかし、そんな友達も違う大学へと進学し、県外へ出てしまった。会いたくても簡単に会うことはできない。そんなモヤモヤがいくつも積み重なって、ずっしりと私にのしかかってくる。ちょっとしたことさえも気にせずにはいられなかった。
さっきまで、降り続いていた雨は止み、雲の合間から春の暖かい日差しをのぞかせている。木々の若葉にはキラッと光るしずくに凛としていて、まるで私の様子をあざけ笑うかのように見えた。もう全てに見放された気分である。
それでも何とか前を向こうと、私はふっと空を見上げた。「あっ」遠くの空にぼんやりと色とりどりのアーチがかかっている。「虹だ」私はくいいるようにそれを見つめた。こんなに美しいものを見るのはいつぶりだろう。それは、小さくかすみ、今にも消えてしまいそうだった。決して完璧ではなかったが、私の目にしっかりとやきついた。周囲を見渡すと、人々は肩をすくめ、足ばやに歩いている。どうして、こんな美しいものに気づかないのだろう。そう思いながら、私は再び遠くの空を見つめた。もうそこに虹はなかった。私に心震える瞬間だけを残して消えてしまったのである。それとも、ただの見間違えだったのか…。その時、携帯がなった。高校の時の友達からだ。そこには、「なんだかゆきのちゃんが恋しくなってメールしたよ」と書いてあった。私の目から思わず涙が溢れ出た。
Posted by 芸短ネット演習 at 16:11│Comments(0)
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