「日本語表現１（下川正晴）」のページ

感動したこと/人の温かさ


私が感動したことは２つある。
　１つ目は、誕生日だ。少し前のことだが、私の誕生日は2月で、とても多くの人が祝って
くれた。家族や仲の良い友達がプレゼントをくれたり、メールを送ってくれたりした。それ
だけでなく、高校や大学で離れてしまい、連絡をとらなくなってしまっていた友達が覚えて
いてくれて、連絡をくれたり、SNSを通して友達や先生、話したこともない人がコメントを
してくれたりした。誕生日をきっかけに疎遠になっていた友だちと会う約束ができ、さらに
仲が深まった気がしてとても感動した。そして、誕生日は毎年、母が私の好きな料理を作っ
てくれる。その美味しい料理が私にとっては最高のプレゼントだ。母はよく、しつこいくら
いに私の小さい頃の話をしてくれる。「小さい時は可愛かったのに」その言葉に私は、「残
念やったなぁ」と返す。こんな会話ができるのも、幸せだと実感する。母は、私の成長を心
から喜んでくれていると思う。誕生日は、自分の誕生を祝うだけでなく、生んでくれた母に
感謝する日である。言葉にすることはなかなか難しいが、来年は二十歳になるので、日頃の
感謝の気持ちをきちんと伝えたいと思う。
　２つ目は、私が少し嫌なことがあって落ち込んでいた時に、たくさんの友達が心配をして
くれたり励ましてくれたりしたことだ。よく考えると、私には落ち込んでいる時にいつも心
配してくれたり、励ましてくれたりする友達がいる。あまり意識をすることはなかったが、
私は本当に周りの人に助けられ、励まされて生きていることに改めて気付き、幸せな気持ち
になった。
　私は、自分がしてもらっているように自分の周りの人を気にかけることができているかわ
からない。しかし、自分が大切に思っている人達、自分を大切にしてくれる人達をこれから
ももっと大切にして、自分がしてもらったように周りの人たちを大切にし、支えていくこと
ができたらいいと思う。


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