2012年05月06日

私の家族/おじさんはアニオタ/

 僕のおじさんはアニメオタク、いわゆるアニオタだ。部屋はアニメのポスターとフィギュアばかり、仕事が終わって家に帰ると、まずパソコンを起動。仕事のメールチェックをした後、アニメを見る。もちろん、休日や連休は一日中アニメを見るのが日課だ。
 そして僕も、小さい頃から一緒にアニメを見てきたので、もちろんアニオタである。いつも休日になると、暇があればおじさんとアニメを見る。僕もアニメが大好きだ。
 僕はアニオタのおじさんが大好きだ。けれど、不満がいくつかある。アニメを見ているときに、外まで聞こえるような大きな声で大笑いすることだ。確かにアニメは面白いし、笑えるのだが、さすがに、外まで聞こえるような大声で笑うのはどうだろうか。近所の方々の迷惑になるのでは、と心配になってしまう。
 もうひとつの不満は、僕が集中してアニメを見ているときに、つまらないオヤジギャグを言ってくることだ。そのオヤジギャグは苦痛で仕方ない。真剣にアニメの臨場感を楽しみたいのに、彼のオヤジギャグで、いつもめちゃくちゃになってしまう。何度注意しても、次の日には忘れてしまっている。この二つが、おじさんに対する主な不満である。
 だが、僕はそんなおじさんが、やっぱり大好きだ。ケンカになってしまうこともある。けれど彼には、それを吹き飛ばすような暖かさがある。やさしさがある。父親のいない僕にとって、おじさんは本当に父親のような存在だ。
 そんなおじさんも、そろそろ四十代半ばだ。そろそろいい女の人見つけて、結婚して幸せな家庭を作ってほしい。でも、いつまでも素敵なアニオタでいてください。



Posted by 芸短ネット演習 at 12:54│Comments(0)
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