2011年10月22日

「府内5番街」をテーマに、受講生が写真を撮影中です。

「府内5番街」をテーマに、受講生が写真を撮影中です。芸短大の共通科目「地域社会とマスメディア」担当の下川正晴です。

みんな、元気ですか? 夜12時過ぎたら、寝るようにしてね。規則正しい生活が、美容と健康の大前提です。

(と言ってる僕は、夜の8時に寝て、午前2時に起きました。これが僕流の正しい生活。大学に出勤する8時半までたっぷり仕事ができるのです)

さて、きのうは毎日新聞大分支局長の松藤さんに、「文章の書き方」について講義していただきました。後半では実際に「はがき随筆」を書いてもらいました。テーマは「最近腹の立ったこと」。受講生の皆さんは、それなりに原稿用紙に向かっていたようですね。

松藤さんも話していましたが、エッセー的な文章のコツは、自分の体験を書く事です。すべての文章に必要な条件は「自分だけにしか書けないことを、他人に分かりやすく書く」ことです。この基本だけ忘れなければいい。文章の価値は、中身で決まる。つまり何を書いたかが一番大事。中身が良ければ、文章は多少へたくそでも、他人に感動を与える文章になります。

僕は毎日新聞記者時代に、ウズベキスタンから早稲田大学に1ヶ月留学にきた女子学生の「日本滞在記」を新聞1ページ大で載せた事があります。この文章の原文はローマ字で書かれていました。つまり、ちゃんとした日本語表現でなくても、新聞に載るほどの文章になるってことです。

芸短大生は、なかなかいい文章を書く能力があります。つまり、いい文章の基本になる「優れた体験」の所有者が多いってことです。

授業で紹介した例などは、その典型ですね。自分の「登校拒否」の体験を「オムライス弁当」に絡めて書いた。読売新聞のコンクールで入賞(賞金2万円!)するのも当然。僕の別の授業「日本語表現」の期末課題として書いた作文です。他にも、芸短大生のいい文章は多い。「日本語表現」の公式ブログにたくさん載ってるので、ぜひ、見てください。リンクしておきます。

さて、昨日の授業の冒頭では、僕の方から課題(写真とレポート)の提出方法について指示しました。

早速、授業用のブログに何本か投稿があったようです。なかなかよろしい。しかし共通しているのは、人物の後ろから撮っている写真が多いという事です。これでは「相手との対話」が成立していない。つまり、おっかなびっくりで撮影しているのですね。真正面から向き合っているのが、彫像やワンチャン、子供だけというのでは情けない。

文章でも写真でも、思い切り自分をさらけ出して書いたり、撮影したりしないと、心に届かない作品になってしまう。このことを、しっかり銘記しておいてください。

来週は大分毎日広告のグラフィックデザイナーの赤城さんが講義をしてくれます。映画祭など、僕がプロヂュースしているイベントのポスターはすべて彼に頼んでいます。大した力量の持ち主です。芸短大美術科のOBです。彼に制作の秘訣を話してもらいます。楽しみにしていてくださいね。

「府内5番街」をテーマに、受講生が写真を撮影中です。ps:僕は主に、「NPO日韓次世代交流映画祭」のページを通じて、情報発信しています。いま、一番力を入れているのが、11月27日に予定している「第1回府内スマホ映像祭」です。つまりスマートフォンで映画を撮ってしまおうという企画です。

これと同趣旨で日韓学生が今年8月、別府市で撮影した短編作品4本が、11月4日、韓国のアシアナ国際短編映画祭で上映される事になりました、撮影に参加した情報コミュニケーション学科の学生4人が訪韓して、観客との対話に臨む予定です。皆さんも、映像作りにチャレンジしてみませんか?音楽科の学生は、映画音楽に挑戦するのも楽しいでしょう。「アシアナ国際短編映画祭」での上映については、芸短大のホームページにも載っていますので、リンクしておきます。

きょうから、いよいよ「芸短祭」。土日の両日とも午前11時から人文棟101教室で、この「日韓学生の合作映画」をソウルでの上映に先立って、先行上映します。また午後には「K-POPS祭」と題して、楽しい音楽ビデオの鑑賞会を行います。豪華景品が当たるジャンケン大会や、優れモノの掘り出し物が見つかるフリマもあります。僕のゼミ生たちと「芸短大K-POPS研究会」の共催です。ぜひ、遊びに来てください。



Posted by 芸短ネット演習 at 02:52│Comments(0)
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