2011年01月21日

1月21日の記事

11月26日金曜日
この授業で初めて女性の方が講演をしてくださった。講演では、高芝さんが今まで直面してきた事件のことを話した。
 まずは、「人違い射殺事件」である。このじけんは、一般の男性が暴力団の闘争に巻き込まれ、まちがえて殺されてしまったという事件であった。この男性には妻と小学生の2人の子供がいる父親だった。この事件の判決は、懲役24年と決まった。しかし、その判決に妻は涙を流しながら「納得できない」と言ったそうだ。いくら間違えて打ったからとは言え、関係のない人を殺してしまった罪は、24年間では拭いきれないと私も感じた。
 次の事件は、知的障害者の男性の方が、自転車に乗っているところを警察に取り押さえられたという話である。その男性が暴れたので数人の警察官が取り押さえた結果、男性の心臓が止まってしまったという。どこまでが警察の暴力なのか、という判断が難しい事件となった。こう考えた時に、警察官は、どの程度知的障害者のことを理解していたのかと考える。しかし、このような事件を思うと、そうではないと思った。「障害者への理解を深め、誰もが安心してくらしてほしい」と高芝さんは語っていた。
 こういう事件が起こっていると知らなかった私は、高芝さんの話を聞き、心を痛めた。警察までもがこのようなことを起こす今、これから起こる事件や事故は、防げるのだろうか。

2092708 野田彩弥佳



Posted by 芸短ネット演習 at 15:19│Comments(0)
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