2011年01月14日

1月14日の記事

12月24日、大分県立芸術文化短期大学で地域社会とマスメディアの授業が行われた。今回の講師は、毎日新聞西部本社学芸部の米本浩二記者。学芸部は、小説や演劇、映画やクラシック、釣りなどについての記事を書いている。
講義では、芥川賞や直木賞などの文学賞についてと学芸部の仕事について話してくれた。芥川賞は雑誌に掲載されている小説であることが条件で作品ごとに選ばれ、直木賞は本になった小説であることが条件で人物ごとに選ばれるため、普段から良い作品を書いている人が選ばれるらしい。一人の人が両方の賞を取ることはないらしく、また、芥川賞の場合は一晩で有名になることができるらしい。学芸部では、この二つの賞についての記事を書くとき、まず前もって選考家にインタビューをして有力候補を挙げ、受賞者が決まるまでの間候補者に一人ずつ記者をつける。作家は正直な人が多いので、インタビューをすればだいたい候補は絞れると米本さんは話していた。ノーベル文学賞の場合は、翻訳されている作品や社会に関する作品が選ばれるが候補が挙がることはなく発表されるまで誰が選ばれるか全くわからないらしい。
普段、学芸部の記者は、有名な作家が亡くなった場合などの予定原稿を作ったり、出版社がくれるゲラ(本になる前の試し刷りしたもの)を読んだり、情報収集をしたりなどの仕事をしているらしい。
米本さんは昔から本を読むのが好きだったらしく、いろんな作品について楽しそうに語っていた。(特に国木田独歩の作品はおすすめらしい。)一つでも特技や趣味や続けていることがあれば、それが自分の財産になり将来役に立つこともあるから、皆さんも何か一つ自分の財産を持ってくださいと米本さんが最後に話してくれた。


情コミ 2095042(2回目)



Posted by 芸短ネット演習 at 14:38│Comments(0)
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