2010年12月25日

12月24日の講義

12月24日に大分県立芸術文化短期大学で毎日新聞西部本社学芸部の米本浩二さんによる講義が行われた。

米本さんは「ゲド戦記の挿入歌」についてや「中国人初の芥川賞」についてなど様々な記事を書いて12年になる。本を読むことが好きでこの職業に就いたとのこと。月に10冊程本を読み流行の本をチェックされている。出版されてから読むと遅いので本になる前から読ませてもらっているらしい。

主に小説を担当しており、作家と会ってインタビューをする機会が多い。インタビューした作家がしゃべったことをそのまま記事にしても良い優秀な作家もいれば、まとめるのが難しい作家もいるという。それはそれでまとめるのが面白いと言われていた。

そのほかにも局長の質問に対して裏話をたくさん教えてくれた。芥川賞や直木賞は事前に候補を挙げておき、受賞した前提でインタビューする。これは早めに記事を出せる為の準備やだいたい誰が受賞したことが分かるからだ。ノーベル賞は社会面に関するドキュメンタリーは受賞するポイントらしい。そして、有名すぎる作家は受賞出来ない。

最後に米本さんは「何か1つすごく出来ることがあれば会社に入って重宝される」とまとめられた。何でも出来る人は最初はいいけれど結局は誇れる1つの方が強い。それを見つけたら続けることが大事である。

人生で大切なことを再確認させられた講義だった。

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西山慎也(2回目)



Posted by 芸短ネット演習 at 23:15│Comments(0)
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