2010年12月04日

12月3日の記事

12月3日、大分県立芸術文化短期大学で地域社会とマスメディアの講義が行われた。講師として大分放送 テレビ制作局 テレビ制作部ディレクターの井上周作さんが招かれた。
井上さんは、高校時代スポーツ記者になることが夢で報道を目指したが、今は、テレビ制作部に配属された。現在「かぼすタイム」やドキュメンタリーなどを担当している。ディレクターという仕事は、「番組の企画立案・取材・編集・放送」までを担う指揮者で番組を作る責任者である。
実際に、カボスタイムの看板コーナー「カボスツアーズ」を見せてもらった。山など景色を見せたいときは、紅葉の時期にいくなど季節感を大切にしているらしい。さらに、取材先を決めて、台本から編集、テープに書き出すまで全てディレクターの仕事ということには驚いた。
「窓をあけて九州」では、たった15分という放送時間にも関わらず取材先方の理解・説得などのため3日間かかったらしい。井上さんいわく、取材先のリサーチ、選定は簡単なようで難しい。先方には趣旨をきちんと説明し、初めて理解された上で取材は成りたっていると教えてくれた。
テレビという限られた時間の中で視聴者が飽きないように、わかりやすく伝えるためには次のことが大切だという。コミュニケーション能力と、他人を思いやる心、様々な視点から物事をみることができる目、感動する心だ。
今回話を聞いて、これまで何気なく見ていたテレビはスタッフや先方、様々な人たちの関わりのなかで出来上がったものだと知ることができた。


2105136 吉野杏奈



Posted by 芸短ネット演習 at 16:36│Comments(0)
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