日本語表現1 期末課題 2125037

芸短ネット演習

2012年07月11日 23:58

感動したこと/自慢の姉ちゃん

私には年の離れた2人の姉がいる。上の姉はしっかり者で少し気が強いが、私たち3姉妹の中
で一番女子力が高い。下の姉はとにかく行動的で家でじっとしていることがあまりなく、歌や
ダンスがとても上手い。小さい頃から二人は私の憧れだ。
4月、私は実家を出て一人暮らしをすることになった。家族は、末っ子で寂しがりの私に一人
暮らしができるのかとずっと言っていた。案の定、私は一人暮らしや大学生活になかなか慣れ
ることができずにいた。夜、静かな家にひとりで居ることがとても心細く感じる。寂しく、こ
れからやっていけるのかと毎日不安だった。そんな私を心配して家族、特に姉2人は頻繁に連
絡をくれた。「今何してるのー?」。こんな言葉から始まる姉との電話はとても落ち着く。少
しの空いた時間でも電話やメールをくれる姉達の優しさが、すごく嬉しかった。
 姉から一枚の画像が届いた。その画像は、一人の男の子が友達の肩を抱いて励ましているイ
ラストに姉からのメッセージが入っているものだった。「新生活はこれから!○○ならやれる
^^何事も前向きに!楽しんで!姉ちゃんたちがついてるよ」。涙が止まらなかった。シンプ
ルで短い文章だったが、今自分が一番言ってほしかった言葉をずばり言われた気がした。
ある時父は電話でこう話してくれた。「この前お母さんと話したとよ。お前がおらんくなって
姉ちゃんたち変わったなーって。お前が心配みたいで、前よりも姉らしくなったわ」。一緒に
住んでいるときには知ることのなかった姉2人の優しさを知り、胸が熱くなった。ただただ寂
しいと思っていた一人暮らしも、悪くないなと思えるようになった。今までもこれからもずっ
と2人は私にとって憧れで、自慢の姉だ。



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