日本語表現 2125010

芸短ネット演習

2012年07月08日 23:05

 私が感動したことは、中学のときの駅伝で由布市の大会で2位をとったことだ。6チームしか出場しておらず、周りからすれば2位などたいしたことではない。だが私はこの大会で大きく成長できた。
 私の通っていた中学には駅伝部がない。駅伝の時期になると、先生が足の速い生徒を選びチームを作っている。私はバレー部に所属していた。私は駅伝のチームには選ばれていなかったが、あるときバレー部の顧問から「おまえも駅伝の練習に参加しろ」と言われた。私は足が速いわけでもないし、走るのもそんなに好きではなかった。なんで私にそんなこと言うのだろうと、とても不思議だった。だが私は断れるわけもなく、次の日駅伝の先生に「私も練習に参加させて下さい」と言いに行った。
 練習は2ヶ月間で、毎日朝7時から授業が始まるまでの1時間、ひたすら走った。本当にきつくて、毎朝学校に行くのが辛かった。だか、私は1回も練習を休まなかった。するとだんだん体力がつき、タイムも速くなった。今までは、ただきついだけだったが、少しでもタイムが上がると嬉しくて、気がつけば走るのが好きになっていた。
 大会当日、私はアンカーを任された。走っている時、みんなが繋いでくれた襷を自分がゴールに持っていけることが本当に嬉しかった。ゴールした瞬間、今までの練習の苦労や頑張りが一気に頭に浮かんできて、大きな感動となった。
 私は何をするにもいつも消極的で、自分からすすんで取り組んだのはこれが初めてだった。バレー部の顧問はそんな私にチャンスをくれたのかもしれない。私は駅伝を通して、チャレンジすることの楽しさを知ることができた。これからもいろんなことにチャレンジしていきたい。