私の家族/姉ふたり
私の家族は、お父さんとお母さんと2人の姉の5人家族です。私は3姉妹の末っ子で、1番上の姉とは9歳差、2番目の姉とは7歳差です。二人とは年が離れているので、家族から可愛がられて育ちました。
1番上の姉の名前は、真梨枝といいます。自己中心的で周りの事を考えず、いつも堂々としています。言葉遣いが悪く、よく喧嘩をします。実家から離れたことがないので、勝手に地元で意気がっている。私はそんなイメージを持っています。しかし、地元での人脈が広く、老若男女問わず、多くの知り合いがいます。
2番目の姉は、今日子といいます。可愛くて、頼れる姉です。3姉妹の中で唯一頭が良く、銀行員として働いています。何でも知っていて、何でも話せる。よく相談することができるので、家族の中で1番頼りにしています。しかし、友達の家に携帯を忘れて帰ってきたりして、少しおっちょこちょいなところや適当なところがあって、困ります。
こんな二人ですが、私は大好きです。改めてそう感じたきっかけは、4月から一人暮らしを始めた時でした。
真梨枝姉は、引っ越しの段取りを全てをしてくれました。テキパキと作業する姿に、尊敬しました。とても助かりました。「使わない食材は冷凍しとくといい」「できるだけコンセントは抜いとくといい」。たくさんの事を教えてくれました。たまに実家に帰ると「夕飯ちゃんと作りよんの?」「毎日、お弁当作ってる?」と、心配する言葉をかけてくれます。
今日子姉は、週末によく遊びに来てくれます。夕飯を作ってくれたり、車で遊びに連れて行ってくれます。私の携帯が盗難にあった時も、次の日も仕事があるのに、すぐに駆けつけてくれました。一緒に警察に行ってくれました。私一人じゃ何もできなかったので、本当に感謝しています。
私は二人の姉が大好きです。大声で喧嘩したり、口をきくのも嫌になる時もあったけれど、今、一人暮らしを始めてみると、改めて二人のありがたさがわかった気がします。二人の助けがなかったら、今頃、ホームシックになって実家に帰っていたかもしれません。すべてを投げ出していたかもしれません。
私には私の背中を支えてくれている二人の手があります。二人に恥じることのない日々を過ごしたい。少しでも二人に近づくことができたらいいな。「私はもう大丈夫」と、二人に安心してもらえるために、いつかは絶品手料理をご馳走したいです。