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芸短ネット演習

2011年12月21日 10:33

府内五番街の赤レンガ館で開催された第一回スマートフォン映像祭。私はスマートフォンというひとつの機械から、いろいろな世界を創ることができるんだなと感じました。映画だけではなく、ドキュメンタリーから近代美術まで、幅広く多数のジャンルの映像があり、とても興味深かったです。

私が今回の映像祭で特に印象に残っているのは、スマートフォンを使って作った日韓学生合作映画の作品です。日本と韓国の若者が協力してひとつの作品を作り上げること。またその作品の完成度。本当にスマートフォンだけで撮っているのか不思議なくらい映像に違和感がないなと思いました。作品のストーリーや台詞、撮影や構成、編集まで自分たちと同年代の学生が作ってることに驚きました。

言葉は通じないだろうし、文化などが異なるから、きっと意見がぶつかることも多々あったと思います。私は短編映画などに詳しくなく全くの素人ですが、映画から受ける印象に日本人と韓国人の感性がすごくよく現れている作品だなぁと感じました。意見がぶつかる中でお互いの良さがいい感じで混ざり合ったのではないかなと思いました。そしてスマートフォンという現代の機械で、現代に生きる若者が、国を越えてひとつの作品を作る、ということにすごく感動しました。またそれを大分の府内五番街で芸短生が上映する、というところが魅力的だなと思います。

私は個人的に府内五番街は大分市の中でもオシャレなイメージを持つ場所だと思っています。少し高級で近寄り難いと勝手に感じていましたが、このような若者中心の映画や芸術関係の催し事をするのにすごく雰囲気があっていてオシャレな場所だなと思いました。オシャレな街を舞台に芸術を学ぶ学生たちが自分たちの作品や演奏を日本や世界に向けて発信できる場所。府内五番街がそんな若者の芸術の発信場所になったら素敵だなぁと今回のスマートフォン映像祭で強く感じました。