12月10日の地域社会とマスメディアの授業は、毎日新聞大分支局長の宮本勝行さん
が「文章上達法」についてお話してくれました。
「写真が一枚あれば記事が書ける」
初めに聞いたときは、どんな写真でも、その写真から写真を想像するのかと思いま
した。ですが、これはそういう意味ではなく、「自分が気になって撮った写真」と
いうことでした。写真と撮るということは、何かが気になったり、心に残ったりし
たから撮るのだと思います。話を聞いて記事を書くのと、写真を見て記事を書くの
では、写真を見ながらのほうがその時の感情を鮮明に思い出し、より新鮮な記事に
なるのではないかと思いました。また、何となく2mの雪だるまを撮っていたら、
ちょうどその日の記事がなく、その雪だるまを記事にしたと言っていました。もし
このとき雪だるまの写真を撮っていなかったら大変なことになっていたというお話
を聞いて、少しでも気になったものを写真として残しておくことで、役に立つこと
もあるのだと思いました。
また「文章は書けると思ったときに書かなければ、感動が薄れてしまう。メモを
作るくらいなら原稿を書いてみればいい。そして足りない時には考えればいい」と
言っていました。私は今、それを実感しています。レポートなどを書く際に「今な
ら書ける」と思っても、文章を打ち込むのが面倒だと思い、先延ばしにしてしまう
癖があります。そして何日も経ってからいざ書こうとなると、その時に感じた気持
ちは薄れ、うまく文章にできないことがあります。新聞記者はスピードが大事と聞
いたことがありますが、新聞記者でなくともスピードが大切なことも多々ありま
す。私は、その時感じた気持をできるだけ鮮明に伝えられるように、「書けると思
ったときに書く」ようにしたいです。そして、書けば書くほど上達するということ
も言っていたので、できるだけたくさん書いて自分の文章力をあげたいと思いまし
た。
2105137 由見幸穂
大分県立芸術文化短期大学
情報コミュニケーション学科
由見幸穂